制作にかかる期間
せっかく発注するなら独自性を持たせ、他と差をつけたいと考えるのは極めて自然なことです。
のぼり旗もどこでも目にするような既製品ではなく、社名入りのオリジナルなデザインのものを
掲げていれば、この店なんか違うなと、通り客にアピールできる効果も上がってきます。
オリジナル商品になると費用も高くなり、制作期間も長くなると考えるのが普通です。
オリジナルのぼりにかかる制作日数の長短は、デザインの作成および
それにかかわる校正によりかわってきます。
また、印刷方法や数量によっても納期に若干の差が出てきます。
最近ではパソコンも幅広く普及し、個人の技術的なスキルも上がってきています。
なのでデザイン案も手書きで書いたものを紙ベースで持ち込んだり郵送したりすると
費用も時間もかかってしまいます。
パソコンやインターネットが使える環境であれば、
データ作成はパソコンで行い、打ち合わせは電子メールで行うようにします。
可能であればデータの作成はワープロや表計算ソフトではなく、
デザイン向けのソフトを使って、発注する業者がほぼそのままで使えるようなフォーマットで提出します。
これによりデザインと校正にかかる時間が大幅に省かれ、納期の短縮につながります。
のぼり旗は屋外で使用することがほとんどになるので、長く使いたいと思われる方も多いはずです。
縁の加工や処理などの違いにもより納期に差が出てきます。
ひと口にオリジナルデザインののぼりとはいっても、状況により納期には差が出てきますが、
少量でデータ渡しなら約3日程度、それ以外は約2週間から3週間と考えるのがよいでしょう。
見積もりを行なうメリット
オリジナルのぼりを制作するためには、サイズの大きさ、生地や裁縫、
施す加工、のぼりの形やデザインといったさまざまな点で、
オリジナリティを出すことができます。
その反面、それぞれのメニューの料金は把握しにくいと言えます。
例えば、防炎加工を行いたいというケースを考えてみてください。
この加工にいくらかかるのかを把握している方は少数派と言えるでしょう。
そこで、業者に事前に見積もりを依頼することがおすすめです。
原則として無料で行われますから、積極的に利用すると良いでしょう。
見積もりを依頼する最大のメリットは、正しい料金を把握できる点にあります。
そして、1つの業者から行ってもらうよりも、複数の業者から行ってもらう方がそのメリットは大きくなります。
「A社はデザインは安いが、B社の方が加工にかかる料金は安い」というように、
比較することができるからです。
これによって、のぼり制作にかかる相場や、料金の内訳を把握することができます。
相場や内訳を把握すれば、各業者と価格交渉を行うこともできます。
場合によっては、大幅なコスト削減にもつながるのです。
また、業者が気合いの入った仕事を行ってくれる可能性が高まる点もメリットです。
制作業者の多くは仕事を確保するために必死で、特に、新規の依頼者は重視されます。
しかも、見積もりを依頼しない利用者よりも、しっかり依頼する利用者に対して
気合いが入る傾向があります。
今後も引き続き利用してもらうために、何らかのサービスをつけてくれたり、
デザインにいつも以上に力を入れてくれるケースも少なくありません。